【読書感想】妖怪の子預かります⑧

読書の時間

純粋なほどの狂気とも言える愛の話

(読んだ本)妖怪の子預かります⑧(作:廣嶋玲子/絵:Minoru/東京創元社)

妖狐の手のひらで踊るのか、それとも、、、

8巻での出来事

 前巻で脱獄した王妖狐族の「紅珠」から命を狙われることになった弥助。危険が迫ってるとはいえ仕事はやってくる。今夜も子どもを預けたいと妖怪たちが長屋を訪ねてきます。

 キノコ妖怪の胞子を浴びたり、あざみ妖怪のトゲが刺さったり、鏡の妖怪に襲われたり、日々忙しく過ごしておりました。

 それでも着々と紅珠の魔の手は伸びてきて、弥助に危機が迫ります。

感想

 紅珠が悪女と狂人を足して乗じて容姿の美しさを引いても足りないくらい悪人で、自分の目的のために手段を選びに選び罠を張り手を尽くし目的を果たすために行動していきます。そしてその目的は達成されます。そうしないと、彼女に直接手を下せないから。

 弥助のピンチに現れて身を挺して助けてくれる久蔵さんへの好感度がストップ高です。やだイケメン、さすが妖怪の姫を落とした色男!と思います。ありがとう久蔵さん。

 弥助くんのピンチを受け、千弥さんはある決意をします。それは禁を破る類の決意。それくらいの覚悟を持って、紅珠という脅威を排除するために行動を開始するのです。

 それから今巻、本作3大妖怪の(実質)共闘が見れます。胸熱で激アツでした。

 問題は解決するけど、新な問題がまた1つ。大切なものを守るためとはいえ、破ってはいけない禁を破った罰は必ず受けなければいけないようです。それは決して安くはない、痛みを伴う代償を払うことになりそうです。

 今巻は感想短めですが、今回はここまで。

 では、また次の本で。

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