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【ビジネス書メモ】「好き」を言語化する技術

ビジネス本

📖読んだ本

「好き」を言語化する技術-推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない-(著:三宅香帆/㈱ディスカヴァー・トゥエンティワン)

✏️感想メモ

「推し語り」は「自分語り」、推し語りのために必要な技術を知ろう!

❖自分だけの感情を大切にする

 ▶あなたから言葉を奪う「泣ける」「やばい」「考えさせられた」というありきたり(クリシェ)な表現
 ▶思考停止の「それっぽい表現」ではなく、自分の感情や自分の思考の「自分の言葉」を大切にせよ

 ▶工夫しよう、工夫の努力をしようとすることが大切

 →初っ端からギクリ、ありきたりな表現に支配された自分の感想達に申し訳ない気持ちです。「やばいは思考停止」と思って、自分の頭で考えて言葉を選んで行き、もっと自分なりの表現を探していきたいです。私の感想は、私だけのもの!

❖自分の考えを膨らます「妄想力」

 ▶感想を書くうえで必要なのは「妄想力」
 ▶自分の妄想を広げてイメージで考えると感想ネタは書きやすい
 ▶正しくなくても大丈夫(妄想だから)
 ▶頭の中で妄想をこねくりまわす大切さ

 →え、感想で妄想しちゃっていいんですか!?ついつい「この感想は間違っていないか?正しく読み取れているか?」なんて考えてしまいますが、妄想でも大丈夫!と言われてしまったら「それなら私にも出来そう、感想書きたい!」という気持ちになりますね。

❖推し語りの前準備

 ▶すぐに言語化できないことは悪いことではない、感動とは「言葉にならない感情」
 ▶言語化できないほどの感情を動かされるものに出会えたことを喜ぼう

 →映画とか漫画の新刊を読んだ後、感動が強すぎて「やばい!」しか言えない時があります。そんな作品に出会えたことにまず感謝し、「どうやばかったのか」「何が自分に響いたのか」をゆっくり考えていく手順をふんで行きたいです。


 ▶自分の言葉で自分の好きなものを語る、自分の言葉で感動を言語化するのは大切
 ▶好きなものについて言語化することは自分を言語化することでもある
 ▶「好き」は簡単に揺らぐ、「好き」は一時的な儚い感情である
 ▶自分だけの「好きの感情」を残しておくことで、それは自分の一部になる
 ▶言語化した「好き」は、自分の価値観や人生になる

 →これまで「好き」だったものたちが自分を作っている感覚はとても分かります。(分かりすぎます)これまで出会ってきた「好き」たちは私の血であり肉であります。

 昔の手帳を見返してみると「この作品のここがめっちゃ良かった」「このキャラのここが最高だった」といった、推しを語るキラキラした自分の言葉(人に見せない分、感想がだいぶ気持ち悪い)が書き残されています。この「好き達」が自分を作ったと思うと感慨深いですし、書き残しておいて良かったと思います。これはこれからも続けて行きます。きっとこれからも自分の一部になる推し達と出会って行くのですから。

❖スマホ時代の推し語り講座

 ▶SNSで他人の感想をチェックする前に、まず自分の感想をメモ
 ▶私たちは他人の言葉に影響を受ける生き物、他人の言葉をコピーしてしまう仕組みを持っている
 ▶感想を見るのは自分の感想を書き終わってから!
 ▶推しについて言語化できないもやもやを「抱えておく力」は重要
 ▶他人が思っていることを自分の思っていることだと認識する危険性もある、他人の言葉に触れるのは、自分の言葉が出来上がったあとで
 ▶他人の言葉を借りてまではっきりさせる必要はなく、自分の好きを言葉に出来るまでもやもやしてて良い

 →人の言葉を借りて楽して感情を言葉にするより、モヤモヤを抱えながらもしっかり自分の中の感情と向き合い、自分なりの言葉を見つけて綴れるようになりたいと思いました。「他人ではなく自分の言葉が重要」という言葉は勇気をもらえます。他人がくれるほしい言葉や分かりやすい言葉で分かった気になるのではなく、まずは自分の言葉での表現することから始めようと思います。

❖自分の言葉をつくるためのプロセス

 ▶①よかった箇所の具体例を挙げる→心を動かされた箇所の具体例を挙げる
 ▶②感情を言語化する→自分の感情を言語化する
 ▶③忘れないようにメモをする→それをメモする

 →要素の列挙→言語化→忘れないようにメモと、やることはいたってシンプル!それをどう上手くやっていくかなんでしょうね。

 ▶自分の感情を細かく具体的に挙げる(細分化)(メモ魔になる)(細ければ細かいほどよい)
 ▶よかった点だけでなく、違和感を覚えた箇所も挙げる
 ▶感想のオリジナリティは細かさに宿る

 →思った事を細かく細かく書き出していき、それについて言語化していく。いいことでも悪いことでもいい、たくさん要素を書き出してから感想を書く作業に移っていけば、より詳しく推しについて書けそうです。忘れないうちにメモを実践せねば。

 ▶全ての好みには元ネタがある
 ▶感情の言語化は「共通点探し」→ポジティブな感想は「共感or驚き」
 ▶ネガティブな感想の原因は「不快or退屈」→不快・退屈の理由を探る

 →感想にはポジティブなものもネガティブなものもあっていい!ネガティブな感想はネガティブななりに自分の中で引っかかる部分もある事が多いので、その部分も書けたら良さそうです。

  推し遍歴は自分の歴史でもありますね。好きなものの共通点を見ていったら「自分の好きの傾向」も見えてきて、ちょっと照れちゃいました。

❖相手との情報格差を埋める

 ▶推しの魅力を伝えるのは難しい!
 ▶推しを語る「相手」への距離を知る(何をどの程度語るかを把握するため)
 ▶相手に「知らない」があるから、あなたの発信には価値がある
 ▶伝えるプロセスとしては①自分と相手の情報格差を埋める→②自分の伝えたいことを伝える
 ▶「導入」は相手の興味に合わせる

 →推し語りをしたい私と話を聴いてくれる相手には持っている情報にも興味にも大きな開きがあります。知らないを興味があるに、興味があるから気になるくらいに出来たらお互い楽しそうですね。聴いてくれる相手に合わせて言葉や話のボリュームを調整出来たらもっと伝わりやすそうなので、実践していきたいと思います。

❖布教の意味

 →どんな推し活民にも「推しについて知らない時期」がある!いつか現れる「推しに興味を持ってくれた人」のために、自分の推しに対する感情を言葉に残しておくのよ、と言われると、自分の言葉にも意味があるのではないかと思えてきます。人を動かすのはやはり「人の言葉」なのでしょうね。

❖SNSで発信する

 ▶SNS発信のコツは「自衛」
 ▶自分の意見は自分の意見として書く
 ▶みんなと違う意見だと分かったうえで書く
 ▶世間の声に惑わされなければ、自分の想いを言葉に出来る
 ▶推しを主体的に楽しむ
 ▶推しとの出会いも話題の1つ
 ▶好きなもの好きともっと言っていい

 →自衛、大事!SNS上では色んな意見があるから「自分の意見は自分の意見」としっかり線引きしたうえで情報に触れる事が大事そうです。SNSで推しの批判的な意見にブルーになる日もありますが、推しを語る上で他人の意見は他人の意見である以上、自分とは関係がないことです。推しを楽しむ自分の感想の部分が自分には大事!と割り切って行こうと思いました。

❖文章で推し語り

 ▶書いている自分がゴールを見失わないためと想定する読者に伝えたいことを伝えるために、書き始める前に「①読者を決める」「②伝えたいポイントを決める」
 ▶①読者を具体的に決める→想定しているのはジャンルを知っている人?知らない人?
 ▶あくまで想定、実際に読むかどうかは関係なし
 ▶伝えたいポイントは「1点のみ」
 ▶まずは最後まで書く、書き終える
 ▶推し語りに行き詰まったら推しに触れる
 ▶文章のお手本(理想の文章)を持っておく、お手本のマネをするのも上達への近道
 ▶書き終わったら修正する、修正は楽しい!

 →文章の書き方からブラッシュアップのやり方まで実例を交えて解説されています。「誰に何を伝えるか」をしっかり決めて文章を書くのって大切なんだなと思いました。伝える上でアレヤコレヤと書くのではなく「伝えたい1点だけ」に絞って書く大切さも分かりました。最後まで書くは本当に大事ですね!

✏️おわりに

 推し語りと一言で言っても受け取った感情も吐き出したい感想も無限に湧いてくるのにいざ書いてみると「やばい」「良かった」しか出てこない私ですが、「何が、どうやばかったのか」「推しのどんな事が良かったのか」を深堀りして言葉にしていけば、もっと自分なりの感想や推し語りが出来そうです。

 また推しの布教に関して「いつか興味を持ってくれた誰かのために書く」ことを意識して書いてみようと思います。そのために、推しについてもっと深く知る必要がありそうです。

 世の中にたくさん感想あれど、あなた受けた感動はあなたにだけ書ける文章になります。推しについてたくさん語りましょう。いつか受け取る誰かのために!

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