【読書感想】さみしい夜にはペンを持て③

読書の時間

引き続き読んでいきます。

読んだ本:さみしい夜にはペンを持て(著:古賀史健)

タコジロー君はヤドカリのおじさんの誘いでサンゴの森へ行きます。(4章)

そこでタコジロー君はヤドカリのおじさんから大事な事を教わります。

書こうとしていたものは日記っぽいもの?

・書きたい事があれば、日記は楽しく書くことができる

・せっかく日記を書くなら、毎日楽しく書きたい

・書くことを好きになろう!

▶話題があると日記を書くのも楽しくなるものです。続けていく日記なら、楽しいことにこしたことはありません。私も書くことを好きになりたいなと思いながら読んでいます。

表現力が上がると自由になれる

・使える言葉の種類が多いほうが、表現の幅が広がる(自由になれる)

・使える言葉はたくさんあった方が良い

・ボキャブラリー(語彙)を増やすには?

  知っていて、使えると良い。どんどん言葉を知って、使って、どんどん言葉を増やしていこう。

・出来る事が増えると、書くことが面白くなる

・ボキャブラリーはペンの太さ、筆使いは文章の流れる時間

  言葉をたくさん知っていると、ペン先は細くなる(繊細に表現が出来る)

  筆使いをゆっくりにすると、書いている文章の流れをゆっくりに出来る。

・スローモーションと早送り

  スローモーションは一つの場面を丁寧に書くこと。

  早送りは箇条書きのようにシンプルな文を書くこと。

  「書こう」と思うと、カメラはスローモーションに切り替わる。

・メモは言葉の貯金

   言葉はすり抜けていく感情をキャッチする。本当は色んな事を見て・聞いて・感じている。

  思い付いたこと・気になったことを何でもメモしておくと、日記がより楽しく書けるようになる。

▶普段頭の中で言葉がグルグルするので、私もよくメモに書き出しています。それをもとに日記を書いたりすることがあるので、日記を書くうえでメモって大事なんだなと思いました。

また日記の文章を豊かにするためにも、言葉をもっと知りたいと思いました。たくさん知って、使って、覚えて行きたいです。

自分だけのテーマでどう表現するか

・自分の日記にお題を付けてみる

・すごいを表現する時「すごい」をこれまで見てきたことの中で似ている表現で書いてみる

・状況と似ている言葉の共通点を探す

  何と似ているか→どこが似ているかと考えて行き、キーワードを見付ける。

 そこで見付かったキーワードをもとに、自分なりのテーマを見付けて文を書く。

 何と似ているか・どこが似ているかは、納得するまでとことんまで考えること。

・表現は剣、テーマは地図

   ボキャブラリーやスローモーション表現は自分のダンジョンを冒険するための剣。剣があれば、何も恐れるものはない。

   似ているものは地図、自分の進むべき方向を示してくれる。

▶日記を書く時にその日の出来事をダラダラ書いてしまうので、日記にテーマを持たすのは良い考えだなと思いました。キーワードやテーマを見付けるのは時間がかかりそうですが、見付かったらより良い日記が書けそうですね。

その他にも

・授業のノートは未来の自分のために書く。黒板のコピペでは見返しても分かりにくいことがある。

・誤読の余地をへらすこと。

  何かを伝える時にはシンプルである事が大事。

  一つの文に一つのメッセージで。

  シンプルな言葉でまっすぐ伝えると良い。

などなど。今回は表現をより良くしていくには、という話がたくさん聞けました。

自分を冒険するうえでの剣と地図を手に入れたタコジロー君。

タコジロー君の日記を追いながら、物語は進みます。タコジロー君が少しずつ前を向いて進んでいく姿は元気をもらえます。

タコジロー君の周りにも少しずつ変化が起きているようです。さてさて、どうなるやら。

今日はここまで。

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